一枚の特選フォト⌈海 ＆ 船⌋

閑山島沖の海戦の戦勝記念モニュメント [統営]

日本では豊臣秀吉による朝鮮侵略 (1592年～1598年) は「文禄・慶長の役」と知られる。朝鮮半島にて6年以上にわたり 幾多の戦いが繰り広げられた。海戦は主に半島の南部沿岸水域でなされた。 その海戦の一つが、豊臣側の脇坂安治の水軍と李舜臣将軍が率いる朝鮮水軍との間で、統営と閑山島との間の狭水道において、 1592年7月になされた。画像は、その海戦において朝鮮水軍が脇坂水軍を撃破したことを誇りとし記念する戦勝モニュメントである。 モニュメントは軍船において櫂を操る漕手たち、弓を射る兵士たち、太鼓を打ち鳴らす兵士たちを模している。李舜臣将軍が 先頭に立ち戦いを指揮し、兵士たちを鼓舞する。全てが黄金色に輝くモニュメントである。両サイドにそびえる2つの塔上には、 亀甲船が天空を飛翔するがごとくに据えられている。 モニュメントの設営場所は、統営の旅客船ターミナルから東へ海岸沿いに徒歩4、5分の距離にある広場である。 （ターミナルから海岸沿いに行くと、統営湾の最奥にある文化プラザ（Culture Plaza）にいたるが、広場はその途中にある)。 モニュメント広場は、その海戦が行われた水域を遠望できる地にある。統営からフェリーで閑山島に向かうと ちょうどその水域を横切る。 [註釈] 探訪時点ではモニュメントは工事中であったが、ほぼ完成に近いものであった。 石碑には次のように刻まれる。 The Turtle Ship of Tongjeyeong Constructed by renovating the structure of the Panokseon ship, the Turtle ship was an assault ship that made a great contribution to the victory of the Joseon Naval Forces during the Imjin war. Along the time, the Turtle ship of Tongjeyeong was developed from the original Turtle ship that was created by Admiral Yi Sun-sin. This renovated turtle ship was loaded with 20 oars and 72 artillery and fire holes. [画像撮影: 2016.9.18-19 韓国・統営にて][拡大画像: x27413.jpg][拡大画像: x27414.jpg][拡大画像: x27415.jpg]