納沙布岬は本土最東端の地であり、本土では最も早く朝日が昇る。眼前には北方領土の一部である歯舞群島
の貝殻島や水晶島などを間近に臨む。
納沙布岬灯台は、1872年(明治5年)に北海道で最初に設置された灯台(当時は木造)である。現在の灯台はコンクリート造りで、
1930年(昭和5年)に改築された。光源は当初の石油からアセチレンガスへ、さらに電気へと変遷した。だが、光を放射する
四等レンズだけは当時のままである(以上、燈光会の案内板に記される)。
画像1右下に写る燈光会案内板によれば、主要目は以下の通り。
・ 光り方: 等明暗白光 明3秒暗3秒。
・ 光の強さ: 14,000カンデラ(1カンデラは蝋燭約1本分の明るさ)。
・ 光の到達距離: 14.5海里(約27㎞; 1海里=1,852m)。
・ 高さ: 地上から灯台頂部まで 約14m、水面から灯火まで 約23m。
天気が良ければ、ゴヨウマイ水道(珸瑤瑁水道)をはさんで、歯舞諸島の水晶島、貝殻島(古い灯台が傾きながら、今も立つ)の他、
国後島をも遠望できる。「望郷の地は、望海の地でもある」。
[撮影年月日:2019.9.13]
1. 画像では極めて見えにくいが、灯台の塔と電柱との間には、貝殻島に立つ古い灯台(画像4)が米粒大にて写っている。
[拡大画像: x28605.jpg][拡大画像: x28606.jpg: 案内板]
2. 北方四島の資料展示館である「北方館」2階からの納沙布岬風景。沖合に水晶島などを遠望できる。
[拡大画像: x28607.jpg]
3. 納沙布岬のすぐ沖に浮かぶ貝殻島に灯台マークが記される。
4. 貝殻島に立つ灯台。画像3,4出典:「北方館」