少年が太い丸太を転がしてその先にある海に押し込んで浮かそうとしている。その近くでは子供たちが
浮かべた丸太に馬乗りになって遊んでいる。丸太は立派な浮き具であり、遊び道具・遊びの友なのである。
首都マナグアからチナンデガ県(Departamento de Chinandega)の零細漁村ポトシまでは陸路(車)で4時間程度の行程
である。幹線道路(パンアメリカンハイウェイ)で地方都市レオン、チナンデガを経て、さらに支線の土道をドライブする。
チナンデガの少し先のエル・コンゴ(El Congo)までは完全舗装道路であるが、それからポトシまでの3、40kmは
土道のガタガタ道で時間がかかる。
フォンセカ湾(Golfo de Fonseca)は湾の入り口が狭く奥行きが深い湾である。北側からエルサルバドル、ホンジュラス、
ニカラグアの3か国間で、「海の国境線」をもって湾内の海を分け合う。
ポトシは全くの小漁村で村人の多くは沿岸零細漁業(pesca artesanal)で生計をたてている。
村人の家は椰子の葉で屋根を葺いていて、それも壁のない家が多い。このチナンデガ県は太陽の照りが肌を刺すほどに
強烈であることで知られ、そんな炎暑の気候風土に合った様式なのであろう。
[2009元旦][拡大画像: x21162.jpg]
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1. ボートを丸太の上を転がして水際まで運び込んだ後、その丸太を持ち帰る少年。片やそれを海に運び入れて
遊びの友にする少年もいる。 [拡大画像: x21163.jpg]
2. 少女たちも丸太に馬乗りになって戯れていた。 [拡大画像: x21164.jpg]
3. 丸太につかまるのがやっとな幼児たちも丸太で戯れる。 [拡大画像: x21165.jpg]
4. 彼は彼なりに考えて自分の身の丈に合った小さめの木片をかかえていざ海へ。 [拡大画像: x21166.jpg]
辞典内関連サイト
・ 世界の海洋博物館-中米・ニカラグア
・ ニカラグアの海のある風景 [2] [2007-2009]
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