中米ニカラグアの太平洋岸での海辺風景。その視界に入るのは「ブルースカイ、ブルーオーシャン、そして
ブルーボート」。砂浜に青く塗られた「ランチャ」(lancha)が並ぶ。
スペイン語でランチャとは、「小型船、小舟、小艇、ボート」などの意味である。
ニカラグアでは浜をベースに日帰り漁をするのはたいていが貧しい零細漁民である。
船外機は70-80万円 (換算レートを1米ドル100円として、7000-8000米ドル) もする。
ボート・船外機を自己所有する漁民はほんのわずかである。
ニカラグアのような一人当りの国民年間所得が1000米ドル(2009年)そこそこの貧しい発展途上国では、それらを自己所有
することは夢物語であろう。
一般的には、仲買業者がボート・船外機・漁網を所有している。漁民は仲買業者からそれらを借り受け、しかも燃料費、
餌代すらも業者に融通してもらって沖に出る。
当然ながら、漁獲した魚類はその業者に引き渡される。業者が漁民達を支配するという構造になっている。
それでも零細漁民にとっては何はともあれ家族を養い生計を維持できることは死活的に大事なことである。
だが、零細漁民がその社会経済的構造から脱して、その貧しさから抜け出すのは容易なことではない。
中米の国・ニカラグア北西地方の太平洋沿いのレオン県エル・トランジト (El Tránsito) という
小さな漁村にて。時季は乾期の終わり頃に当たる4月。
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辞典内関連サイト: 世界の海洋博物館-中米・ニカラグア
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