一枚の特選フォト⌈海 & 船⌋
干潟にて貝を
Photographed by Miho Nakauchi
アフリカ大陸北西部の沿岸沿いに位置するセネガル共和国、そのティエス州にあってシネ川の河口部に広がる町ジョアル・
ファディユ(Joal-Fadiout or Joal-Fadiouth)。首都ダカールから南東に100km程の距離にある。人口27,000人ほどの
ジョアルは本土側にあって、人口8,000人ほどのファディユはそこから木橋で繋がった島にある。そのほとんどがハマグリ、
アサリのような二枚貝の貝殻(clam shells)で出来上がったような島である。
ジョアル・ファディユ周辺にはマングローブ林が見渡す限り広がっている。町の子供たちは潮が引くと干潟でサッカーを
楽しむ。女性達は潮が引くの気長に待ち、そのうちバケツをもって干潟に出かける。そして、腰を丸くかがめて、少し水に浸かった
砂地を素手で黙々と二枚貝を漁る。自家消費されるのはもちろんだが、貴重な現金収入にもなる。
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