一枚の特選フォト⌈海 & 船⌋
指示器 「Let go anchor (錨を下ろせ)!」
航海ブリッジから船内各部署に配置された甲板員、機関員などに指示が伝えられ、船が運用されて行く。例えば、・ Make fast (固縛せよ!; 係止せよ!; 固定せよ!)などの命令が、ブリッジから甲板員などに発せられる。これはその指示器。
日本郵船・氷川丸は、戦前に北米シアトル定期航路の豪華貨客船として就航した後、病院船、引き揚げ船として
活躍し、そして戦後再びシアトル航路に復帰した。1961年(昭和36年)5月、横浜・山下公園の桟橋に係留され、以来横浜港
のシンボルとして市民に親しまれて来た。
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1 2 1. 指示器全景。 [拡大画像: x22336.jpg] 2. 氷川丸乗組員の組織表(戦前での配置)。船長の指揮下に、甲板部、機関部、事務部、通信部、衛生部の5部が組織 された。 [拡大画像: x22303.jpg]
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4. 伝声管(voice tube)。航海ブリッジから船長室、機関室、無線室への個々の命令などの伝達用パイプが施されている。
パイプに口を近づけて叫ぶと、受け手よってその声が聞き取られることになる。 [拡大画像: x22338.jpg]
[拡大画像: x22339.jpg:左は Captain's Day Room へ, 右は Captain's Night Room へ通じる伝声管][拡大画像: x22340.jpg:
説明書き] |