海洋総合辞典 Comprehensive Ocean Dictionary, 特選フォト・ギャラリーPhoto Gallery, ディーゼルエンジンdiesel engine & crank, 北米シアトル航路定期船・日本郵船「氷川丸」NYK Hikawa Maru, Yokohama-Seattle Liner, 横浜Yokohama

一枚の特選フォト⌈海 & 船⌋


One Selected Photo "Oceans & Ships"

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氷川丸のディーゼル・エンジン&クランク室内部

日本郵船・氷川丸は8気筒ディーゼルエンジン2基を搭載する。船内に現在でも設置されているこれら二基のディーゼルエン ジンは、1930年(昭和5年)の竣工当時においては、最新鋭のエンジンであった。今ではその当時のまま残されている貴重な 産業遺産でもある。
* 画像: 気筒のうちの一つの内部(クランク室)を透視することができる。

氷川丸は、戦前に北米シアトル定期航路の豪華貨客船として就航した後、病院船、引き揚げ船として 活躍し、そして戦後再びシアトル航路に復帰した。1961年(昭和36年)5月、横浜・山下公園の桟橋に係留され、以来横浜港 のシンボルとして市民に親しまれて来た。
[2010.01.16. 横浜・山下公園にて][拡大画像: x22290.jpg]



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1. 氷川丸の二基ある8気筒ディーゼルエンジンのうちの一基の模型図。 [拡大画像: x22329.jpg]
2. 二基ある8気筒ディーゼルエンジンのうちの一基の最上部。 [拡大画像: x22342.jpg] [拡大画像: x22341.jpg: 右舷、左舷の主機関二基]

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3. 氷川丸のディーゼル主機関・8680DS型の構造図。 [拡大画像: x22343.jpg]
4. 氷川丸では主機関のディーゼルエンジン二基(右舷・左舷)が並列に設置されているが、その並列配備二基の間のちょうど中央部付近 の画像。
・ 画像の右側中央部に見える丸いハンドルは「起動空気弁」(starting air valve)である。このハンドルを回すと圧縮空気が 出る。主機関を起動する時はまず圧縮空気を機関の燃焼室内に送り込む必要があり、このバルブはエンジン起動のための重要な 装置である。
・ 主機関を起動するには、その丸いハンドルを回して「起動空気弁」を開き、そのすぐ左側に見える 操作ハンドル(画像中央部の茶色の装置)のレバーを奥に押し込む。巨大なエンジンもこの操作だけで起動した。右舷と左舷のエンジン用に 二つの操作ハンドルがある。  [拡大画像: x22344.jpg][拡大画像: x22364.jpg][拡大画像: x22345.jpg: 説明書き][拡大画像: x22346.jpg: 説明書き]

辞典内関連サイト: 世界の海洋博物館-日本


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