一枚の特選フォト⌈海 & 船⌋
「原爆マグロの放射能検査」
遠洋マグロ漁船・第五福龍丸は1954年3月1日南太平洋のマーシャル諸島ビキニ環礁での水爆実験で「死の灰」を浴びた。
アメリカの核実験によるものであった。通信長・久保山さんが亡くなった。日本国民にとっては、広島、長崎についで
三度目の犠牲である。 写真の出典:東京都中央卸売市場・築地市場内にある「おさかな普及センター資料館」展示。 [2010.11.20][拡大画像: x23103.jpg]
「1954年3月1日、米国が南太平洋のビキニ環礁で行った水爆実験で被爆した第五福龍丸から水揚げされた魚の一部(約2トン)
が同月16日築地市場に入荷しました。国と東京都の検査が行われ、放射能汚染が判明した魚(サメ、マグロ)などは消費者の
手に渡る前に市場内のこの一角に埋められ廃棄されました。
全国では850隻余りの漁船から460トン近くの汚染した魚が見つかり、日本中がパニックとなって魚の消費が大きく落ち込み
ました。築地市場でも「せり」が成立しなくなるなど、市場関係者、漁業関係者も大きな打撃を受けました。
このような核の被害がふたたび起きないことを願って、全国から10円募金で参加した大勢の子供たちと共に、この歴史的
事実を記録するため、ここにプレートを作りました。 マグロ塚を作る会 1999年3月1日」 [拡大画像: x23104.jpg] |