一枚の特選フォト⌈海 & 船⌋
巨大な立体文字の積み木くずし
シンガポールには、経済活性化、雇用の創出のために海外から観光客を誘引するという一つの国家戦略がある。
観光施設の開発、国際会議の積極招致など、観光産業振興政策を展開する結果、2011年での外国人観光客数は1,317万人であったという。 シンガポールの摩天楼がそびえるビジネス中心街、そこから西方にさほど遠くないところに浮かぶセントーサ島(Sentosa)。 島全体が、「リゾート・ワールド・セントーサ・ Resorts World Sentosa」という、国際会議場、カジノ、ホテル、数多くのモダン・アミューズメント施設、「海事博物館」 のような文化施設をもつ統合・総合型リゾートパークである。そのセントーサも観光振興政策の一環であり、客増数に貢献して来たという。
島の西部地区には「水中世界 Underwater World」という水族館があって、その南側には白砂の海岸が長く続く。その対面の海は
世界有数の海上交通上の大動脈・シンガポール海峡である。
水族館からその浜に通じる散策道上に「Siloso」と書かれた巨大な立体文字の積み木くずしが転がっている。
子供たちの格好の遊び場である。幼子だと、赤・青2つの「S」文字によじ登るのは難しそうに見える。
だが、そこは遊びに長ける子供たちのこと、いろんな知恵を出し合い、また助け合っててっぺんによじ登るに違いない。
シンガポールの遊び心に何となく心が和む。ボタン「いいね!」をオンにしたくなる。
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4. セントーサ島の観覧車からシンガポールのダウタウンの摩天楼 (左端)、その手前の両岸には数えきれないほどのガントリークレーン、 広大なコンテナヤードが見て取れる。左下端に海事博物館のカメ型屋根が見える (茶色の建物)。 [拡大画像: x24884.jpg] 5. 右側に広がる海はシンガポール海峡。 [拡大画像: x24885.jpg] |