海洋総合辞典 Comprehensive Ocean Dictionary, 特選フォト・ギャラリーPhoto Gallery, マラッカ・シンガポール海峡 Malacca-Singapore Straits

一枚の特選フォト⌈海 & 船⌋


One Selected Photo "Oceans & Ships"

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シンガポール海峡(4): 8隻の船舶、数珠つなぎで航行する

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シンガポールの大型クルーズ客船ターミナルがあるハーバーフロント (Harbour Front) から、国際高速フェリーでシンガポール海峡 を横切り、対岸にあるインドネシアのバタム島 (International Ferry Terminal Batam Centerがある地区) に出向いた。そして、 上陸後しばらくして、その日のうちに帰途に就いた。

大画像(上): フェリーは海峡とほぼ平行して航走している。そして、海峡南側のインドネシア領海から、まもなく海峡の最狭隘海域に 設定された通航分離帯を斜めに横切ろうとしている直前である。8隻の大中型船舶が一列になって通航する様は壮観である。 この海峡が世界で最も錯綜する、国際海上交通上の大動脈であることを例証する画像である。

大画像(下): 海峡南側のインドネシア領海から、北側にあるシンガポールのビジネス中心街の摩天楼を臨む。三本の高層ビル 屋上にスケートボードを乗っけたようなシルエットの「サンズ・スカイパーク」(地上57階、高さ200mのいわば空中庭園) が見える。 手前には通航分離帯をすれ違う2隻の船。

高速フェリーは、海峡の通航分離帯と平行して疾走しながら、また分離帯をマラッカ方面に航行する大型船と並走しながら、 分離帯を横切るタイミングを見計らっていた。ようやく大型船の後方をすり抜ける事ができそうである (下記の小画像参照)。
[2011.6.26.  シンガポール海峡を横切るシンガポール・インドネシア(バタム島)間の国際高速フェリーにて]
1.[拡大画像: x24901.jpg] 2.[拡大画像: x24900.jpg]

* [拡大画像: x24909.jpg]








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1. シンガポール海峡の航路図。中央部の、東西にのびる二本の破線は船舶の通航分離帯を示す。セントーサ島は、 画像中央のサキジャン灯台 (Sakijang Light) のすぐ左上の逆三角形の小さい島である。その直上にある米粒大の島がブラニ島 (Pulau Brani) と 呼ばれ、セントーサ島とシンガポール本島との間にあって、島のほとんどがコンテナヤードからなる。  [拡大画像: x24903.jpg][拡大画像: x24904.jpg]

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2. 画像左中央にある船マーク(青色)が、大型クルーズ客船ターミナルのある「Harbour Front」である。そのすぐ右下の逆三角形の島が セントーサ島で、そのすぐ上にある小島がブラニ島でそのほぼ全島がコンテナヤードである。ハーバーフロントを起点に、 図上に多くの白線が引かれているが、対岸のインドネシアの島嶼との間に高速フェリー定期便が通うことを示す。ほとんどの航路 はシンガポール海峡を横切る。右上の飛行機ロゴはチャンギ国際空港。 [拡大画像: x24906.jpg]
3. ある船会社の高速フェリー定期便の航路が破線で描かれている。最右の破線は、インドネシアのバタム島の小さな入り江奥にある 「International Ferry Terminal Batam Center」へ向かう航路である。 [拡大画像: x24907.jpg]


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