兵庫県相生市はペーロンの町としても有名である。画像1・2は峡湾の「相生湾」最奥部海岸沿いに所在する「相生ペーロン
海館」である。同館の漕艇庫には幾つものドラゴンボートや櫂、太鼓などの漕艇関連用具が保管・展示されている。
「ペーロン海館」と同じ湾岸沿いで、同館のすぐ近くに「相生ボート公園」(画像3)があり、そこにドラゴン
ボートで競漕に興ずるモニュメントがある。モニュメント脇の石碑に埋め込まれた、「相生ペーロン祭」と題する銘板によれば、
「相生ペーロン祭」は播州路に初夏を告げる一大イベントで、毎年5月最終日曜日に相生湾で盛大に開催されるという。
銘板はさらに続けて、ペーロンの起源は、紀元前3世紀の中国の戦国時代に「白龍(パイロン)」という小舟で競漕したのが始まり
だと言われている。ペーロンはパイロンがなまったもので、我が国に伝わったのは、今から約300年前の江戸時代初期に中国船が
長崎港を訪れた際、強風のため出航できず、船員が海神の怒りを鎮めるようとペーロン競漕を港内で行ったのが始まりである。相生市では
大正11年(1922年)長崎出身の造船所従業員が、異郷で故郷を偲んで始めたのが相生ペーロンの始まりであるとの趣旨が記されている。
辞典内関連サイト: ドラゴンボート競漕モニュメント [兵庫県相生市]
[撮影年月日:2024.06.05&06/場所: 兵庫県相生市の「相生ペーロン海館」および「相生ボート公園」/国道250号線・はりまシー
サイドロード沿い]
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