安乗埼(あのりさき)灯台は、雄大な太平洋と波静かな「的矢湾(まとやわん)」を分ける安乗の岬(志摩市)に立つ。
志摩半島の「的矢湾」への入り口にある岬である。周辺には暗礁多く古くから難所と知られてきた。
1873年(明治6年)4月1日に、英国人技師ブラントン(R.H. Brunton)の指導によって建築された安乗埼灯台は、全国で20番目の洋式
灯台である。初代の灯台は八角形の木造灯台であった。その後幾度か建て替えが行われた。そして、
1948年(昭和23年)に、木造灯台から現在の四角柱の灯台に建て替えられた。総髙16メートル、白亜の鉄筋コンクリート
造りである。角柱形の灯塔、円筒形の塔室、方形の付属舎で構成される。映画「喜びも悲しみも幾年月」のロケ地になった灯台である。
* 八角形の初代安乗埼灯台は、かつて東京の「船の科学館」敷地内に移設され展示されていた。
光り方: 単閃白光 毎15秒に1閃光。
光度: 38万カンデラ、光達距離16.5海里(約30.6km)。
高さ: 地上から灯台頂部までの高さは約15m、水面から灯火までの高さは約35m。
なお、「安乗埼灯台資料館 Anorisaki Lighthouse Museum」(志摩市)が別棟として、灯台から50メートルほど離れて所在する。
また、近隣には「春雨艦 救難記念碑」が立つ。
[撮影年月日:2025.7.31/場所:志摩半島の的矢湾入り口に立つ安乗埼灯台にて][拡大画像: x29446.jpg]