一枚の特選フォト「海 ＆ 船」

荷足船と伝馬船（模型）

1

2

3

画像1-3は千葉県市川市立市川歴史博物館 (Municipal Museum of History in Ichikawa) に展示される荷足船（にたりぶね）と伝馬船 （せんません）の模型（縮尺１／10）である。 展示パネルによると、両船は昭和20年（1945年）代頃まで江戸川近辺で盛んに使われていた。荷足船 (画像1の左模型) は、10人ほどの人と 荷物を乗せて、主に葛西方面との往来に使われた。伝馬船 (画像1の右模型) は、物資輸送専用で、船頭が寝泊まりできる ようになっていた。 因みに、江戸時代に入ってから江戸近辺における河川交通が発達したが、特に利根川と江戸川を結ぶ航路は利根川周辺の 関東地域や東北地方からの物資輸送に利用された。物資のみならず人の往来にも同航路が利用されたのは自然の 成り行きであった。船を手段に川が道として機能していたといえる。 [画像撮影:　2017.5.24 千葉県市川市立市川歴史博物館にて][拡大画像: x27807.jpg][拡大画像: x27808.jpg][拡大画像: x27806.jpg]