一枚の特選フォト⌈海 & 船⌋
日本丸 (3)/航海船橋&操舵室
「日本丸」は昭和5年1月27日、「海王丸」は同年2月14日に進水した姉妹船で、双子のようにそっくりである。 総トン数は、何回かの改装の結果、日本丸は約2,280トン、海王丸は2,251トンで、その他細かいところで少しずつ違っている。 例えば、補助機関で機走する時に用いられる、前部にある航海船橋(操舵室)は両船で異なる。日本丸では画像の通り、羅針儀船橋が両舷側 一杯までのびているが、海王丸では操舵室の上までしかない。
舵をとる舵輪は後部甲板上および前部航海船橋(の操舵室)内の2箇所に設けられている。通常帆だけで大洋を航海する場合は、
風と帆の状態を見ながら操舵できるよう後部に舵輪が設けられている。しかし、出入港時や狭水道航行時などでは、時に帆を
降ろして補助機関をもって機走する。このため、操船しやすいように前部の操舵室内に舵輪が設けられている。 [2010.03.日本丸メモリアルパーク (Nippon Maru Memorial Park)・練習帆船「日本丸」sail training ship Nippon Maru, 横浜][拡大画像: x22522.jpg]
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