一枚の特選フォト⌈海 ＆ 船⌋

中米・ニカラグア太平洋沿岸の漁村エル・アスティジェーロの風景
－ 海鳥の舞う浜揚げ風景 －

地図1 画像左下の海は太平洋。ニカラグアの太平洋沿岸の小漁村エル・アスティジェーロは、ニカラグア湖(右上)に浮かぶヒョウタン形の島・ オモテペ島の真ん中を横断する緯度線上の太平洋沿岸にある (●印)。左上端に首都マナグア (ピンク色) がある。　 [拡大画像: x24036.jpg] 地図2 画像右側にパンアメリカンハイウェイ (国道2号線) が斜めに走る。エル・アスティジェーロは画面中央の緯度線上の左端に位置する。　 [拡大画像: x24037.jpg] メキシコからパナマまで中米諸国を縦断する国際幹線道路・パンアメリカンハイウェイ。 ニカラグアの首都マナグアから南東方向に (隣国コスタリカ方面に) ハイウェイ (国道2号線) をたどり、細長いニカラグア湖としばらく 平行して走る。左手に標高1200mほどのモンバチョ火山 (Mombacho) を通り過ぎる頃、オチョモゴ (Ochomogo) という川に架かる橋 (かつて日本政府の無償援助で架け替えられた) にさしかかる。その橋周辺の村をパソ・レアル・デ・オチョモゴ (Paso Real de Ochomogo) という。橋を渡ってすぐにハイウェイからそれて未舗装道路に入る。エスカランテ (Escalante) を経て、ラス・サリーナス・デ・ ナグアラパ (Las Salinas de Nagualapa) 村の分岐点にさしかかる。右に行けば、太平洋沿岸の漁村 エル・アスティジェーロ (El Astillero)、ウミガメの繁殖地として有名なチャコセンテ (Chacocente) へとつながる。 左に行けば、「ニカラグア運河」の太平洋側の入り口にあたるブリット (Brito) 川河口方面、およびトーラ (Tola) へとつながる。 上の大画像は太平洋沿岸の小さな漁村エル・アスティジェーロ (スペイン語で造船所という意味) の海辺風景である。 漁師たちは浜に丸太を並べ、その上を強化プラスチック製（FRP) の船外機ボートを転がして海へ乗り出す。逆にボートを 海から浜へ引き揚げる。漁師仲間や子供らが漁から戻って来たボートを取り囲み、漁獲された魚をプラスティック製魚箱に取り込む。 そして、共同の集荷・冷蔵施設へと運び入れていた。 大勢の子供たちもそれを手伝う。ほとんど商品価値のなさそうな雑魚はその場で 捨てられる。ボートを遠巻きにしながら、捨てられる雑魚を狙ってたくさんの海鳥が待ち構える。 [2009.03.01．ニカラグア・太平洋沿岸の漁村エル・アスティジェーロにて][拡大画像: x21253.jpg]

1 2 1.　漁師たちが水際で捨てる雑魚を目当てに、遠巻きに待ち構える海鳥たち。　[拡大画像: x21254.jpg] 2.　漁師たちの各戸に自家消費分として割り当てられた魚なのか、商品価値が余りない雑魚なのか分からないが、 大きな魚を両手にもち自宅に戻る少年。　[拡大画像: x21257.jpg] 3 4 3.　雑魚のような魚を家に持ち帰る少年。　[拡大画像: x21256.jpg] 4.　漁獲物を魚箱に入れて共同の集荷・冷蔵施設へと運ぶ青年二人。　[拡大画像: x21255.jpg] 辞典内関連サイト ・　世界の海洋博物館／中米・ニカラグア ・　ニカラグアの海と船のある風景 [2] [2007-2009] ・　中米ニカラグア運河 ・　ニカラグア運河の旅:　サン・ファン川、サン・カルロス～エル・カスティージョ　[200902.20-22] ・　ニカラグア運河の旅:　エル・カスティージョの博物館