一枚の特選フォト⌈海 & 船⌋
中米・ニカラグア太平洋沿岸の漁村エル・
アスティジェーロの風景/サーファー波
ニカラグアの太平洋沿岸に打ち寄せる美しい波風景。エル・アスティジェーロの漁村から海沿いに南東へ数kmほど行くと
プンタ・テオノステ PuntaTeonoste という小さな集落と一軒のリゾートホテルがある。そこは緩やかな入り江になっていて、
長さ数kmの白砂青松の浜辺がある。
太平洋の遥か彼方から押し寄せて来るうねりは、その弓なりの湾奥で収斂して行く。波はゆっくりと盛り上がり、
ついにはトンネル状の波となって砕け落ちる。
サーフィンには最高級のチューブが後から後からやってくる。こんな入り江と浜はニカラグアの太平洋岸沿いにいくつもある。
ニカラグアは世界でも知る人ぞ知るサーフィンの隠れメッカなのである。
この砂浜にもウミガメが産卵するためにその季節になると上陸して来る。浜辺の片隅にはウミガメの保護、そのふ化・繁殖を
手助けする小さな「人工ふ化・繁殖場」が設けられていた。 中米メキシコからパナマまで中米諸国を縦貫する国際幹線道路・パンアメリカンハイウェイ。ニカラグアの首都マナグアから 南東方向に (隣国コスタリカ方面に) ハイウェイ (国道2号線) をたどり、細長いニカラグア湖としばらく平行して走る。 左手に標高1200mほどのモンバチョ火山 (Mombacho) を通り過ぎる頃、オチョモゴ (Ochomogo) という川に架かる橋 (かつて日本政府の無償援助で架け替えられた) にさしかかる。 その橋周辺の村をパソ・レアル・デ・オチョモゴ (Paso Real de Ochomogo) という。橋を渡ってすぐにハイウェイからそれて 未舗装道路に入る。 エスカランテ (Escalante) を経て、ラス・サリーナス・デ・ナグアラパ (Las Salinas de Nagualapa) 村の分岐点にさしかかる。 右に行けば、太平洋沿岸の漁村エル・アスティジェーロ (El Astillero)、ウミガメの繁殖地として有名なチャコセンテ (Chacocente) へとつながる。 左に行けば、「ニカラグア運河」の太平洋側の入り口にあたるブリット (Brito)、およびトーラ (Tola) へとつながる。 [2009.03.01.ニカラグア・太平洋沿岸漁村エル・アスティジェーロにて][拡大画像: x24041.jpg]
地図2
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ニカラグアのウミガメのいろいろ |