「ニカラグア運河の夢」を知る
ニカラグア赴任2年目のこと、展示パネルのある情報に接し鳥肌が立った。「ニカラグア湖」からカリブ海に流れ出る
サン・ファン川を5,60km下ったところにあるエル・カスティージョにはスペイン植民地時代に建てられた要塞がある。
その展示室で初めて「ニカラグア運河の夢」を知り、目からウロコであった。ニカラグア国民がその運河の夢を紡いできた数々の
歴史的経緯を紐解き、運河につき俄然真剣な関心を寄せるようになった。次いで、有望候補ルートのほんの一部だけでも踏査する
ことを思いついた(運河建設の夢や歴史的経緯の詳細は、第15章第3節を参照下さい)。
正にエル・カスティージョ探訪とその展示パネルとの出会いは、「ニカラグア運河の夢」を自分事として追い駆ける起点となった。
さてその後、ニカラグア政府が2006年8月に「ニカラグア大運河計画概要書」なるものを公表していたことを知った。
同書は、運河建設に関するいわば「プレ・フィージビリティ調査」 (実現可能性に関する事前調査) の結果を
取り纏めたものである。建設に関する技術・工学、法律、環境、財務の観点からの分析を取り扱っている。また、その中で6つの有望な
運河候補ルート(ルートNo.1~6)に言及している。かくして同書をネットで入手し通読し候補ルートについて学んだ。
6つの有望候補ルートについては第15章第4~6節にて既述したので詳細を繰り返さないが、復習のためそのごく概略につき触れておきたい。
地域別にみるとルートは大きく3グループに分けられる。
(1)ルートNo.1~3: ルートNo.1は、カリブ海に注ぎ出るエスコンディード川とその支流のミコ川をそのまま北へ、さらに西
へと遡上した後は、エル・ラマ川という別の支流の中流域で合流することになるルート。ルートNo.2は、エスコンディード川の下流域
にあるクリークを遡り、同じくエル・ラマ川の中流域で合流することになるルート。ルートNo.3は、カリブ海へと注ぎ出るククラ川
河口から遡り、同じくエル・ラマ川の中流域で合流することになるルート。これらの3ルートは、エル・ラマ川の中流域から源流へ遡り、
「ニカラグア湖」に注ぐオヤテ川を下って同湖へと至ることは共通している。即ち、エル・ラマ川とオヤテ川との間にある分水嶺(標高100~200m)を共通して越える。このことは同分水嶺越えが最も合理的なルートであることを暗示しているといえよう。
(2)ルートNo.4~6: ルートNo.6は、隣国コスタリカとニカラグアとの国境(部分的に)にもなっているサン・ファン川を
ほぼなぞるルートである。ルートNo.5は、サン・ファン川河口周辺の「中米の肺」といわれる亜熱帯樹林地帯(国立自然保護区)を避け
るように、同河川の北側を流れカリブ海へと注ぎ出るプンタ・ゴルダ川を辿り、その中流域で南下しサン・ファン川と合流すること
になるルート。ルートNo.4は、プンタ・ゴルダ川を遡った後西進し、「ニカラグア湖」に注ぐトゥーレ川の源流に取り付いて同湖へと
辿ることになるルート。ルートNo.4では、プンタ・ゴルダ川とトゥーレ川の源流域に横たわる標高100~200mほどの分水嶺を越えることになる。
(3)「リーバス地峡」地域: 6つのルートのいずれも、①「ニカラグア湖」に浮かぶ「オメテペ島」南部水域を経る。
さらに②「リーバス地峡」ではルートの選択余地は殆どなく、同じルートを共通して辿ることになる。即ち、「ニカラグア湖」に
注ぐラス・ラハス川の河口から、太平洋に注ぐブリット川のそれへと辿って同地峡を横断するというもの。さて、同概要書では6ルート
のうち最有望候補ルートとしてルートNo.3を挙げている。
3地域における実際の踏査について
2009年の「セマーナ・サンタ(聖週間)」の頃、土木分野のJOCV隊員などに声掛けして実際に踏査することを始めた。
週末や、時に有給休暇を利用して、6つの候補ルートのうちの幾つかの重要河川を船外機付きの伝統的ロングボート(ランチャと称された)で、
またその河川周辺を四駆車両や徒歩で少しずつ踏査した。そのことは既に第15章第4~6節で述べたとおりである。
主には、エスコンディード川、エル・ラマ川、ククラ川、サン・ファン川などの、カリブ海に注ぐ大河川を少なくとも延べ800km以上
踏破した。前者3河川では先ずは源流に向け遡上し、他方サン・ファン川では河口沖のカリブ海を目指した。
重点的に踏査したのは、エスコンディード川やクララ川の下流域、エル・ラマ川とオヤテ川の源流・分水嶺域、サン・ファン川
河口域と自然保護区、ブリット川河口域(「リーバス地峡」の太平洋沿岸域)などである。
かつてJICAの協力によって縮尺5万分の1のニカラグア全国図が製作されたが、踏査に当たっては「国立地理院」にてそれらの
ルートに関係する地図を購入し、実際の地形と地図を重ね合わせながら、運河開削コースを想定したり、閘門・人工湖の建設見込み場所
などを想い描いた。
余談であるが、漁港・海浜リゾート都市のサン・ファン・デル・スール(SJDS)の少し北で太平洋に注ぎ出るブリット川の河口域が、
太平洋側での運河入り口(運河へのアプローチ水域)になることは、地峡の地理学的観点からすれば誰の目にも明らかであろう。
そして、同地峡においては運河ルートはどの辺りを通過することになるか、地図を片手に20㎞ほどの地峡を何度か実踏査した結果、
自ずと絞られてきた。
米国カリフォルニアで1848年にゴールド・ラッシュが起こったことを機に、米国の会社がサン・ファン川と「ニカラグア湖」の水路
上で小船を運航し、米国東部から西部へ向かう旅人らを何万人も水上輸送した。その後は、「リーバス地峡」の陸路を馬車でもって同湖畔からSJDSへと輸送した。SJDSからはカリフォルニアへは航洋汽船で送り届けたという。
また、サン・ファン川河口のラグーンには、その昔米国の運河建設会社がその開削のために用いた浚渫船が沈没したまま
放置されていた。浚渫船のほんの上部構造だけを覗かせた沈船を目にした時は、歴史のワンシーンをみる思いであった。累計何十日
間にもわたり、多大な熱量を注ご込んだ踏査は実に楽しいものであった。
数10枚に及ぶ5万分の1の地図を自宅のリビングの壁面に貼り付け、ルートNo.1~3の閘門や人工湖の建設予測サイトを図上にプロッ
ティングしながら、地形的観点から見た建設の実現可能性などを推察した。それはそれで楽しい思索であった。心のどこかで遠い
将来にはJICAの業務にも繋がることを願っていた。
オルテガ大統領と中国企業体との運河建設コンセッション契約
さて、帰国後何年かして、インターネットや新聞でニカラグア運河建設に関するニュースに接しびっくり仰天、青天の霹靂であった。
オルテガ大統領が、香港系通信関連企業が設立した「香港ニカラグア運河開発投資会社 (略称 HKND Group)」との間で、運河建設に
関するコンセッション契約を取り交わした。期間は50年間で、さらに50年間の延長が可能という。その後、同社は、フィージビリティ調査
を実施し、レポートを公表した。
即ち、2014年7月に、運河ルートの選定を含む建設計画の概要を、①「ニカラグア大運河総合開発プロジェクトに関する設計計画報告書」、
および ②「ニカラグア大運河、2014年7月、HKND & ERM」をもって公表した。結果、社会・自然環境への諸々の配慮などを踏まえつつ、
ニカラグア政府・中国運河開発投資会社(HKND Group)は、2006年8月に既公表していた「ルートNo.4修正案」を更に調整したルート
を選定した。即ち、太平洋側ブリット川河口 ~ 「リーバス地峡」横断後ニカラグア湖へ ~ 同湖東岸のトゥーレ川河口域 ~ 同河川
の源流とカリブ海へ注ぐプンタ・ゴルダ川の源流にある分水嶺を経て、プンタ・ゴルダ川河口(カリブ海沿岸にはプンタ・ゴルダ集落
がある)へと至る「新ルートNo.4」が決定された。
「新ルートNo.4」の総延長距離は278kmという(ニカラグア湖を通過する区間の105kmを含む)。運河の計画幅員は230~520メートル、
計画水深は27.6~30メートルである。25,000TEU積載コンテナ船(20フィート長コンテナが1TEU)、40万トンのばら積み船、32万トンの
石油タンカーの通航を可能とする。年間通航可能量として5,100隻が計画される。船舶の運河通過所要時間は30時間と見積もられて
いる。
運河には2つの閘門が建設される計画であるという。太平洋側では「ブリット閘門」(リーバス県内の村落リオ・グランデ近く)、
カリブ海側では「カルニーロ閘門」(プンタ・ゴルダ川とカーニョ・エロイサ川の合流地点近く)が建設される予定である。
閘門は一つのレーンからなり、また3つの連続した閘室、即ち3つの連続した「水の階段」によって標高差32メートル(「ニカラグア
湖」水面と大西洋海水面との水位差)を昇降することになるという。閘門での水消費量 (閘門操作に伴う排水量) を節減するため、
各閘室につき3つの節水槽が設けられる。
カリブ海に注ぐプンタ・ゴルダ川をカーニョ・エロイサ川の合流地点辺りで堰き止めることで、パナマ運河の「ガトゥン湖」
と同じような人工湖が建設される計画である。人工湖は「アトランタ湖」と名付けられ、湖水面積395平方km(約20×20㎞の広さ)を擁
する湖が築造され、運河オペレーションのために同湖水が利用されるという。人工湖の水位は「ニカラグア湖」のそれと同じ標高32メートル
に維持されることになる。「新ルートNo.4」の詳細については第15章第9節を参照下さい。
再びニカラグアの土を踏み運河ルートを辿ってみたい
「ニカラグア運河の夢」はあれからどうなったのであろうか。本当のところ、建設工事は完全に頓挫してしまっているのであろうか。
運河の候補ルートを沢山踏査してきたが、他方で多くのことをやり残してきた。ニカラグアから帰国後15年以上の時が過ぎ去った。
踏査中の2009年8月に深刻な出来事に見舞われた。エル・ラマ川とオヤテ川との間に横たわるルートNo.3上の分水嶺を目指して、馬にまたがり
道なき道を辿る途上でのこと、突然心臓冠動脈の閉塞に襲われた。亜熱帯ジャングルの山中から8時間ほど要して首都の病院に辿り着いた。
ニカラグアに二人しかいない心臓外科医のうち毎年半年米国在住の一人が偶然にも米国から帰国し、手術に当たっていることが分かり、
奇跡的に心臓冠動脈へのステント留置手術を受けることができた。その後の公務は全てそこで断念することになり、早期帰国を余儀なくされた。私のニカラグアでの業務も、運河踏査も、また私生活もそこで終わった。後ろ髪を引かれながら妻に付き添われて帰国した。まさに奇跡の生還という他ない。
かくて、任期半ばで早期帰国となり、彼の国に置き忘れ遣り残してきたとの思いが幾つもある。後ろ髪を引かれてきたことの
所以である。その思いに区切りを付け少しでも心の精算をしたいと願ってきた。突然の大病発症の故にニカラグアで
日常的に接してきた沢山の風景の記憶の多くがバラバラになって壊れてしまったという
思いがある。それらの記憶をもう一度繫ぎ合わせ正常な風景に修復したいというノスタルジックな思いが強くある。
赴任中に候補ルートNo.1~6のうちの主要河川の何か所かを踏査したが、それらの踏査を今一度忠実に再現してみたいと言うことで
はない。翻って、かつて踏査の出発点とした幾つかの地方都市やポイントを選んで訪ねてみたい。特に再訪したい主要な都市や
ポイントは次のようなものである。
(1)No.1~3: エスコンディード川とエル・ラマ川との合流地点にある内陸河川港の都市エル・ラマ、エスコンディード川河口の港湾都市ブルーフィールズ(南部自治区の行政府所在地)、オヤテ村、エル・ラマ川の源流域と国道が交差するポイント(エル・ラマ川上・中流域
に広がるカリブ海側の地形や自然の様相を最も広範囲に一望できるところ)、オヤテ川の分水嶺に最も接近するところにある集落など。
(2)No.4~6: 当時米州開発銀行(BID)の資金で近々舗装される予定であった国道の終着点にあるサン・カルロス(サン・ファン
川の流頭にある辺境の町)、エル・カスティージョ要塞、サンタ・フェ橋など。
(3)「リーバス地峡」: ラス・ロッハス川やブリット川の河口域、両河川の分水嶺を見渡せる丘上に存する集落、「ブリット閘門」
の建設想定地、サン・ファン・デル・スール(SJDS)など。ブリット川河口はアクセスが容易であることなどから、運河開削工事を
最も着手しやすい場所であるが、開削された形跡がどの程度存するのか踏査してみたい。
「新ルートNo.4」をどこまで踏査できるか
ニカラグアへの再訪問によって、「新ルートNo.4」をできるかぎり踏査したい。特に「ニカラグア湖」とカリブ海との間に
横たわる山間部や平野部を辿ってみたい。特にプンタ・ゴルダ川とトゥーレ川との分水嶺に最大限近づいてみたい。だが、
結論としてそれは事実上不可能でああろう。「新ルートNo.4」に沿って走行できる道路もないし、それに近づく道路すら極めて
あやふやなものであろう。
サン・ファン川流頭のサン・カルロスからプンタ・ゴルダ川河口まで辿り着ける道路は全くない。辿り着くには、サン・ファン川
河口の町サン・ファン・デル・ノルテ(SJDN)にて船外機付きスピードボートを借り上げ、カリブ海を沿航する他ないであろう。
しかし、河川遡航用の平底ボートのランチャで、7、80kmほど北にある河口まで外洋を沿航するのは危険極まりない。一般人が
それを試みるのは無謀に近い。例え河口まで行き着いても、その先どれほど上流に遡航できるかの問題もある。過去800km以上も遡航してきた体験からすれば、詳細地図を頼りにガイド動向の下であっても、樹木の障害物なく安全に遡航できるのは
河口から数kmからせいぜい数10kmくらいなものであろう。
プンタ・ゴルダ川を「カルニーロ閘門」まで遡り、さらに上流に向け遡上するには、まさに本格的な「探検」のための重装備が必要
とされよう。たとえプロのランチャ操縦者を傭上できても、一般人が気軽にボートで遡航できるようなところではないであろう。地図上では
河川が細いラインで記されていても、上流域へ向かうとやがてすぐに濃密に繁る樹木が覆いかぶさり、伐採しながらの遡航となろう。
河川での視界は遡航して間もない頃に遮られ、亜熱帯ジャングルを手探りで進むようなものとなろう。過去における河川遡航やサン・ファン川
河口域での樹林帯・湿地帯などでの踏査経験からして、その難路がいかに厳しいものか、おおよその想像がつく。プンタ・ゴルダ川と
トゥーレ川との分水嶺まで辿り、分水嶺越えするには、何十日もかけて密林内でキャンプをしながらの大変厳しい冒険となろう。
では、「新ルートNo.4」へのアクセスは不可能なのか。「ニカラグア湖」とプンタ・ゴルダ川河口との間の100km以上に及ぶルート上
の亜熱帯密林の平原地帯には基本的には河川しかなく(分水嶺付近の数10kmだけは標高数百メートルの山岳地帯)、辿れる道路は皆無である。
だが、ヌエバ・ギネアという最奥の町などを経由し、地元ガイドを伴って四輪駆動車をもってさらに奥地へ道なき道を辿り(雨期には未舗装の道路は悪路となり四駆車両でも前進を阻まれる可能性が高い)、「新ルートNo.4」上の想定運河ラインから5、60km近くまでなら、何とか
踏査できるかもしれない。そして、プンタ・ゴルダ川上流域の小川のような流れが存する辺りの風景を少しは目にできるかもしれない。
だが、低地の位置からは山間部にある分水嶺を見上げたり見通したりすることはとてもできそうにない。
踏査において5万分の1の地図上で自身の居場所をプロッティングできなければ、意味のないものに終わる。内陸部への踏査は
相当の覚悟と用意周到な準備が要る冒険となろう。分水嶺付近などを目にする方策としては、ヘリコプターかセスナ機によって
新ルート辺り上空から俯瞰するほかない。あるいは長距離遠隔操縦可能なドローンによるかである。陸路および水路での分水嶺や平野部
奥地などへの一般人による踏査の深入りは大変リスキーといわざるをえない。高精度の凹凸地形図を描ける特殊な電子機器を搭載しての
個人による航空測量はコスト的に夢のまた夢物語である。
再訪時での運河建設の進捗に関する情報の収集
かつて日本のマスコミ報道においても、運河建設が今にも着工されると何度か大々的に報道されたことがあった。だが、工事は一向に
開始されることなく、何の開削の進展のないまま推移してきたのが実情であろう。建設に反対する国民の動きや、中国運河開発投資会社
の親会社自身の経営上の問題をはじめ、建設資金の調達難などが憶測されたが、頓挫の真相は全く不明のままである。運河開削の
痕跡も見られないまま現在に至っているらしい。最新の運河建設状況を知るために関係先を幾つか訪ねてみたい。
元運輸大臣や、元JICA牧畜関連の技術協力プロジェクトのカウンターパート機関の一つであった国立農科大学の元畜産学部長を訪ねて
手がかりを得たい。同学部長はオルテガ大統領からの直接の指名により、運河建設にかかる政府スポークスマンという職務に就いて
いたはずである。その他日本大使館・JICA事務所、新聞社などを訪問して、運河建設工事やコンセッション契約の履行などの進捗状況
関連情報を収集し、それを知る手がかりをとしたい。建設工事の頓挫の事情や今後の見通しなどについての見解なども訊ねてみたい。
例えば、「ラ・ナシオン」などの新聞社の運河建設事情に詳しい担当記者やその他の関係者へのインタビューで最新情報
を探りたい。運河建設工事会社やその代理人事務所は早々と既に閉鎖されていようが、確認してみたい。ニカラグア政府の運河
建設担当部局はオルテガ大統領直轄下にあろうが、その実務を司る部局はなおも実在するのか訊ねてみたい。
さて、思いつくままに、インタビューでの基本的な質問事項などについて思い描いてみた。また今後、関連情報を積み
重ねてより具体的な旅程案を練り上げることとしたい。
・ 中国運河開発投資会社の現況や同社の建設工事への関与の状況。過去または現在進行中の建設工事の現況。
これまでいかなる実質的な建設工事が行われたのか、
その場所と内容。建設工事は全く中断・頓挫しているのか。コンセッション契約の履行の中断・頓挫についての背景・理由について。
同社の経営破たんや資金調達の行き詰まりなどによるものか。
・ コンセッション契約はなおもその効力を有するのか、破棄されたのか、同契約の有効性について。
コンセッション契約に基づいて作成された運河建設関連の公式発表資料、社会・自然環境影響評価書など、現地で入手
できる資料について(ネットでも調査・収集する)。運河建設やコンセッション契約に関連する重要法令、政府・大統領発令の重要
公文書、国会決議文書など。その他建設工事に関する政府や同社公表の報告書などの確認(フィージビリティ調査、詳細設計調査、
環境影響評価関連など)。
・ 建設に反対する国民が懸念・主張する主要な理由について。環境保全市民団体・NGOなどの動きはどのようなものであるか。
社会・環境への想定される負のインパクトの分析状況について。
・ ニカラグア政府の運河建設担当部局・担当者らへのインタービューを通じての状況調査、アリング事項の整理。
民間工事関係事務所の存在の有無。政府の運河建設コンセッション契約の所管部局の在り処と実務責任者について。その他建設に詳しい政府
担当者、記者、学者の氏名・所属先についての情報。市民団体の情報など。
* 「ニカラグア運河関連資料」