第3節 「ウェブ海洋辞典」編さんに当たっての基本事項・基礎知識(階層構造など)
後継編さん者が「ウェブ海洋総合辞典」のデジタル・データ(文書や画像などの全ファイル)を自身のパソコンへ取り込んだり、また
辞典づくり・データの更新などを開始するに当たって、予備知識として役に立つと思われる事柄につき概略記述しておきたい。
辞典の全てのデータ(oda-I (Ocean Dictionary))は次の機器内に収蔵されている: ①現在作業中のデスクトップパソコン
(FUJITSU; Windows7)、②バックアップに用いてきた外付けのハードディスク(IO-DATA HDPC-U)、③同じくバックアップに
用いてきたノートパソコン(TOSHIBA; Windows10)、④ホスティングサービス社のLolipop社のレンタル・
サーバー。
海洋辞典の最新データは①のパソコン内に保管されている。何故なら、辞典づくりの作業を常々①のパソコン上で行なって来たからである。
(辞典づくりの基点・起点は①のパソコンである)。②~③内のデータはバックアップのタイムラグに起因して少しだけ異なる(データの
譲渡時にはフルに同一化する予定である)。④のサーバーでは、フォルダー「x」の画像データがアップロードされていない。
(1)後継編さん者自身のパソコンへの海洋辞典データの取り込み
・ ノートパソコンの利用について。後継編さん者は、前任編さん者から譲り受ける予定のノートパソコンに収められた
フォルダー「oda-I (Ocean Dictionary)」を直接利用して辞典づくりを始めることも可能である。
パソコンの「エクスプロラー(Explorer)」を起動させ、その中のフォルダー「oda-I (Ocean Dictionary)」
をクリックすると、収納されている全フォルダー・ファイル・画像の在り処とそれらの階層構造を総覧することができる。
・ もしくは、後継編さん者に提供される外付ハードディスク(機種名: IO-Data HDPC-U)を自身のパソコンに接続して、ハード
ディスクの中のフォルダー「oda-I (Ocean Dictionary)」を取り込む。
・ 自身のパソコンにデータを取り込むに当たっては、まず自身のパソコンの「エクスプロラー(Explorer)」上に、
例えば「Ocean Dictionary」という名のフォルダーを作成する。すぐさま全データを一気に移行させようとするとトラブル
の原因になる。フォルダーやファイルには容量が大きいものもあるので、ハードディスクから慎重に少しずつ自身のパソコンへ、
試行しながら移行させる。特にフォルダー「z」や「x」内に収納される各画像フォルダーの記憶容量は大きい。フリーズなどを起こし
やすいので要注意。
(2)ファイル「index.html」は全フォルダー・ファイルの起点(即ち、ウェブページ「海洋辞典」の起点でもある)
・ ウェブページを構成する全フォルダー・ファイルは階層構造に配置されており、また各ファイルは必ずいずれかのファイルと
どこかで繋がっている。勿論、各ファイルや各ページは他のファイルやページとリンクしている)。
フォルダーやファイルが何万とあっても、階層構造の中で最も中心・起点となるファイルが「index.html」である。
「ウェブ海洋辞典」をはじめいずれのウェブサイトであっても、ウェブ閲覧ソフトである「ブラウザ」(グーグル、edge、bingなど)
が最初にアクセスし、画面表示されるファイルがこの「index.html」である。
世界的にそういう決まりになっている。このファイルを起点にして全てのフォルダーやファイルが互いにリンクし合っている。
(ホームページ作成基本書などで、階層構造、リンクの張り方、ファイル同士の相関関係などのさわりを紐解いていただきたい)。
・ 「ftpソフト(または、ffftpソフト)」によって、ローカル・ディレクトリーにあるフォルダーやファイルをレンタル・サーバー
へ送信(=アップロード upload)することになる。サーバーに収納されたそれらのフォルダー・ファイルとその階層構造を「リモート・
ディレクトリー」 という。自身のパソコン内にあるフォルダーやファイル、それらの階層構造などをローカル・ディレクトリーという。
・ 「index.html」の拡張子である「.html」とは、「.html」という言語(タグ命令言語)で書かれたファイルであることを意味する。
言い換えれば、拡張子として「.html」を末尾にもつ、「index」という名のファイルのことである。ブラウザは、この「.html」ファイルを
ホームページ仕様に翻訳してウェブ画面に表示してくれる(「ftpまたはffftpソフト」によるアップロード法については後述する)。
(3)ローカル・ディレクトリーとリモート・ディレクトリーとの内容や階層構造の違い
・ 「ロリポップ社 (Lolipop)」が提供するレンタル・サーバーに(ドメインと同じく、毎年1~2月頃契約更新する)アップロードされているファイル(即ち、リモート・ディレクトリー内に収納されている拡張子「.html」のついた文章ファイルや、拡張子「.jpg」などの
画像ファイル(数少ないが「.gif」などもある)が、海洋辞典のコンテンツとして表示される。
・ 「ftpソフト」を立ち上げると、画面上の左側のボックスにはローカル・ディレクトリーのフォルダーやファイル、およびそれらの階層
構造が表示される。右側のボックスにはリモート・ディレクトリーのそれらが表示される。
・ リモート・ディレクトリーの「oda-I (Ocean Dictionary)」をクリックすると、同じ階層にある22のフォルダーと26のファイル
(そのうちの一つが「index.html」である)が表示される。
フォルダーをクリックすると、その中に別のフォルダーやファイルが収納されている。
更にそれらのフォルダーの中にも(その下の階層にも)別のフォルダーがあり、その中に多くのファイルが収められている。
これがリモート・ディレクトリーのもつ階層構造である。
(自身のパソコン内に収蔵されるフォルダーやファイル、その階層構造は「ローカル・ディレクトリー」と位置づけられる)。
・ 基本的にはローカル・ディレクトリーも同じような内容・階層構造になっているが、リモート・ディレクトリーのそれと完全に一致して
いる訳ではない。ローカル・ディレクトリー内には、作業中のために未だサーバーにアップロードされていないフォルダーやファイル
があるからである(フォルダーもファイルも全く仮定の名称が付されていることもある)。そのような未完成のフォルダー/ファイルを
残置しないように取り組んで来たが、幾つかが残されている。そんな代表的なフォルダーとしては「AAAUnderProcess」がある。その中のすべてのフォルダーやファイルは、未完成の状態であり、未だアップロードされていない。最終的には廃棄処分してもらうことになろう。
いずれにせよ、編さん者自身にとっては、辞典づくりをするローカル・ディレクトリー内のフォルダーやファイルが常に「最新のもの」
になろうが、後任編さん者に譲渡されるノートパソコンまたは「ハードディスクIO-Data HDPC-U」のデータが最新のものということになる
はずである。
・ ローカルとリモートのいずれのディレクトリーにおいても、ファイルの作成や更新作業上の利便性・必要性のためでけでなく、
ファイルのバックアップ上の利便性・必要性のために、「txtファイル」(拡張子が「.txt」となっているもの) と「htmlファイル」(拡張子
「.html」となっているもの)とが、ペアになって収納されている(ファイル名は同じであっても、拡張子が異なる)
(ファイルの作成・更新上のポイントについては後述する)。
・ 既存ファイルの更新(アップデート)作業をする場合は、ローカル・ディレクトリー内の拡張子txtの各ファイルをもって行い、それを
拡張子htmlのファイルへ変換した後、それをサーバーにアップロードすれば、ネット画面上でもアップデートされた画面を見ることができる。
・ なお、新規作成・更新を行なったhtml・txtの両ファイルをその都度「上書き保存」しておくことが大事である(その理由は既述の
とおり)。さらに、新規作成・更新を行なったファイル、またはそれを収録するフォルダーについて、定期的に、外付ハードディスク
(HD; 記憶装置)にバックアップしておくことが大事である。万が一、パソコン本体がウイルス感染や機械的故障を起こした時の備え
となる。もちろん、リモート・ディレクトリー内でのファイル収蔵は第二次的なバックアップの意味を有する。第一次のバックアップ
は外付けハードディスクのそれである。何十年も辞典づくりしていると、時に悲劇的なトラブルに巻き込まれる。苦い経験を是非
生かして頂きたい。
・ ローカル・ディレクトリーとリモート・ディレクトリー間でのファイルの出し入れ (ftpソフトにて、ローカルからリモート
へのアップロード、その逆のダウンロード)、あるいはリモート・ディレクトリーからのファイル削除作業などにおいては、
ファイル名やその階層位置などを慎重に確認しながら行う必要がある。ローカルディレクトリからファイルを削除した場合、リモート
ディレクトリからも削除することになる。理想的には両ディレクトリーの内容がいつの辞典でも同一であることである。
なお、作業を誤った場合は、簡単に修復することができる場合もあれば、部分修復しかできない場合もあるので十分注意が必要である。
(4)辞典データの定期的バックアップについて
・ ファイルを新規作成や更新したら原則その都度バックアップしておくのが理想である。また、頻繁に更新作業を繰り返してきた
ファイルが収納されているフォルダーや新規のファイルを頻繁に作成するフォルダーについては、定期的にこまめにバックアップを
しておくことが、万が一のハード故障への備えとなる。トラブルはいつ発生するか分からないので取り返しがつかないトラブル被害を
最小限に抑えるためには不可欠である。
・ 時に毎年定期的に、全てのフォルダーとファイルを外付けハードディスクに、フルにバックアップしておくとさらに安心である。
また、ハードディスクも古くなるので5~10年に1度くらいは新品にした方が安心と思える。
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