第18章 辞典づくりとその継承のための「実務マニュアル(要約・基礎編)」
第1節: はじめに読んで(本章の概要)
アルゼンチンに赴任していた1985年に海に関する語彙拾いを始めて以来、「ウェブ海洋辞典」づくりに40年近く取り組んできた。
辞典づくりには完成も終わりもない。将来にわたってずっと長く引き継がれバトンリレーされて行くことが、牛歩の足取りであっても
その「進化」と向き合える唯一の方法であろう。「海洋辞典」づくりが、時間と場所を越えて次世代の後継編さん者に引き継が
れることを夢見てきた。私の存命中に後継編さん者にバトンリレーできなかった場合は、次代編さん者のリクルート(公募方式が
最善策と思われる)、並びに編さん者への引き継ぎを家族に託す他はない。それ故に、慎重にこの「実務マニュアル(要約・基礎編)」
を準備した。但し、リクルート法などについては前章(第17章)で詳述した通りである。
家族に託すことになった次代の後継編さん者(2代目)へのバトンリレーが何時に成就しうるか、また何年要することになるか
不詳である。しっかりとバトンリレーできるまで「ウェブ辞典」がネット上から消去されないよう、毎年2月~3月中旬までには、
ドメインとレンタル・サーバー契約の延長と支払いを続けることが不可欠なことになる。それが家族へのお願いである。バトン
リレーの方法についても前章で詳述した通りである。
「ウェブ海洋辞典」が後代へと円滑にバトンリレーがなされる上で役に立つと思われる実務的基本事項をここに取り纏めた。
これは「要約編」であり、必要に応じて「詳細編」を参照願いたい(もっとも「詳細編」の作成完了と本書巻末添付をやり
終えているかは、今後の進捗次第である)。
第1節では、先ず「基礎・要約編」の記載項目とそのポイントについて触れたい。
第2節では、「ウェブ海洋辞典」のドメインとレンタル・サーバーの契約延長と支払い方法についての基本項目に沿ってその
仔細についてを述べる。「ムームードメイン社」とのドメイン契約についても、また「ロリポップ社」とのサーバー契約についても、
各社のウェブサイトから「ユーザー専用ページ」にアクセスし、それぞれ1年間の契約延長を申し込み、
「振込票」を印刷のうえ、最寄りの「セブンイレブン」などのコンビニで支払うことで完了する。
各「ユーザー専用ページ」にアクセスすると、契約者・登録者関連ページなどでは全て初代編さん者(中内清文)の名前、電話、
住所、メールアドレスなどのデータが登録されている。それらのデータに何ら変更を加えることなく、延長と支払い手続きを済ませられる
はずである。極論すれば半永久的にずっと初代編さん者のデータを何ら書き換えることなく済ませられよう。即ち、後継編さん者は
「中内清文」に成り済ましながら延長手続きをやり続けられるはずである。
もっとも、後継編さん者はいつでもそれらを自己のデータに変更できよう(ただし、変更不可のデータがごくわずかに存在する=後述参照)。
とは言え、少なくともメールアドレスだけは変更して、同社との通信を可能にしておく必須であろう。
特に注意を要するのは、サーバー契約においては、契約者・登録者の名前を変更すること、即ち他者に譲渡することは
できない(契約者の名義変更を認めれば、サーバーの持ち主・ウェブページ所有者の他者への移行を認めることになる。
さすれば、サーバーの登録者が次々と別人へと移行し、ウェブは譲渡され続ける。真の契約者が誰なのかが不明となる。所有者
不明あるいは架空の「幽霊ウェブサイト」が増幅されかねないからである)。
過去にいろいろ研究してきたが、次代後継編さん者は初代編さん者に成り済ませながら、「ユーザー専用ページ」を通じてウェブ
辞典の管理運営や契約延長などをなし続けても何の問題も生じないはずであると思料する。翻って、契約・登録者名義を変えようと
すると物事は途端にややこしくなると思われるので、登録データの変更には慎重を要する。詳細は第2節参照。
第3節では、ウェブ辞典のフォルダー・ファイル・画像などのコンテンツや、それらの縦と横の配置関係について(即ち、
それらの階層構造について)概説する。ウェブサイト閲覧ソフトの「ブラウザ」で辞典のウェブサイトにアクセスした場合、
真っ先に表示されるのが「index.html」というファイルである(「index.html」ファイルはウェブサイトのトップページ表示される。サイトにアクセスした
場合、同ファイルが最初に表示されるという世界共通の決まりである)。その最重要かつ基本ファイルの配置場所や、
他のフォルダー・ファイル・画像との関係性について概説する。また、辞典づくりのために必要とされる基本的機器(ハード)と
ソフトなどについても触れる。
第4節では「タグ命令言語」による「htmlファイル」の作成法について概説する。辞典のウェブサイトの各ページは、
「html言語=タグを用いた命令言語」によって記述されている。「ホームページビルダー」と称する、その作成専用ソフトがある
ようであるが、一度も使ったことがない(「ムームードメイン社」などもそのソフトを提供しているが使用したことはない)。
タグ命令言語によるホームページ作成法の基本・エッセンシャルパーツを、通読すればほんの30分ほどで理解できるように、
本節で概説したい。決して難しいものではなく、「何だそんな簡素な決まりごとか」と肩の力が抜けてしまうことであろう。
決して後ろ向きにならで下さい。勿論、作成法の決まりごとは奥深く沢山あるにはある。
タグ命令言語方式によるホームページ作成が最もシンプルでありベストであると信じている。ウェブ辞典のコンテンツの見栄え
を良くしたり、機能性を拡充させることで、その進化を深く追求することは可能である。しかし、タグ命令言語を多用化ならびに
多様化して、命令言語の使い回しをより複雑化させがちとなる。辞典ユーザーにとっては何かと利便性などが向上するであろうが、
編さん者にとってはプログラミング上の学びの事項が劇的に増加し、コンテンツの修正が複雑化し、辞典のアップデート作業などに
四苦八苦し続けることに繋がりかねない。
当代の編さん者にとっては好ましいことであっても、後継編さん者が辞典づくりをためらうことになりかねない。それが危惧
されることから、敢えて命令言語の多様化とコンテンツの複雑化などを意識的に避けてきたところである。
時代が変わっても、辞典づくりは半永久的にシンプルであることが、その持続可能性の観点から極めて大切であると
信じてきた。最も簡単なやり方をずっと将来にわたり継続するのが、辞典づくりを長続きさせることにも繋がるはずである。
辞典づくり(プログラミング)を余りに複雑化にすれば、バトンリレーできる編さん者を限定することにつながり、また編さん
途上において「息切れ」の要因となり、最悪の場合編さんの辞典づくり放棄に直結する要因にもなりかねない。
また、将来時を経ても、タグ命令言語方式はウェブ作成の基本であり続けるはずである。パソコンが新機種にグレードアップ
されようが、その基本ソフト(OS)がウインドウ10から大幅にバージョンアップされようが、マッキントッシュのOSに乗り換えようが、
何の懸念も生じないであろう。ウェブ作成専用ソフトのバージョンアップも気にすることない。また、後継編さん者へと
引き継がれ続ける場合でも、タグ命令方式に関する基本的ノウハウが共に引き継がれるならば、辞典づくりのバトンリレーの
持続可能性は時間と場所を越えて高まるに違いない。
第5節では、新規作成あるいはアップデートしたフォルダーやファイルなどをサーバーへアップロード(送信)するための
「ftpソフト、または ffftpソフト」のインストールや使い方について概説したい。自身のパソコンとサーバーとの間でデータのやり取り
(アップロードやダウンロード)を行ない、ウェブサイトをアップデートする上で実に合理的に
できているソフトで、慣れればこんな便利なウェブ関連ツールはない。それも無料ソフトである。
第6節では、辞典づくりにおけるその他の重要事項についてランダムに概説したい。
例えば、辞典編さん上の留意点として、ファイル同士をリンクさせたり、外部のウェブページとリンクさせたりする方法、また
フォルダーやファイル名の変更で特に気を付けたいことなどの留意点に触れたい。フォルダー・ファイル・画像の階層位置を変更
させた結果として、ウェブ表示の混乱を引き起こすことも大いにありうる。正常化を取り戻すのに何カ月も要することにもなりかね
ない。さらに、画像ファイル(拡張子「.jpg」「.gif」がファイル名の末尾に付くもの)についての基本、外付けハード
ディスクへのデータの定期的バックアップ、「一枚の特選フォト海&船」の作成に関する留意点などについて概説したい。
このページのトップに戻る
/Back to the Pagetop.